歴代最強の呼び名高い現在のサッカー日本代表だけに、最近になって興味を持ち始めた方も多いのではないかと思います。テレビでも日本代表の試合を観戦していると、試合中にサポーターが歌っているチャントが聞こえますよね。
そこで今回はサポーターのチャントはサッカーにおいてどのような意味があるのか、また日本代表で使用されているチャントなどを紹介していきます。
サッカーにおける応援歌、チャントとは?
チャントや応援歌は、サッカーにおいてサポーターが選手たちを後押しするための役割を担っています。特にサポーターが多いクラブの場合、試合中に歌うチャントは地響きのような迫力を醸し出し、臨場感を作り出して選手を熱く鼓舞する効果もあるといわれています。
日本だとJ1の浦和レッズなどのホーム戦時にサポーターが作り出す雰囲気やチャントの大合唱が圧巻だといわれていますよね。また、チャントや応援歌は長年にわたって使用されるケースが多く、ある種一つのクラブのアイデンティティのような意味も持ち合わせています。
サポーターたちはサッカーにおいて12番目の選手たちと形容されることも多く、そういったサポーターたちが歌うチャントはサッカー選手のモチベーションやアドレナリンに大きく関係しているといえるでしょう。
応援歌とチャントの違いについて
一見応援歌とチャントは同じ意味のようにも思われますが、厳密にいうとサッカーにおいてこの二つは似て異なるものになります。
まず応援歌とはクラブを象徴するテーマソングのようなもので、実際に試合中に歌われることは殆どなく、その多くがクラブの宣伝を兼ねて放送されるCMや試合前の演出時などに使われています。中には有名なアーティストが歌うケースも少なくなく、楽曲の側面が強いのが応援歌です。
その反面、チャントは試合中にサポーターたちが歌う応援歌を意味しており、基本的にサポーターたちが原曲のリズムに合わせて歌詞を変えたりして使用されています。ですので試合中以外で使用される機会は殆どないといえるでしょう。
サッカーのアンセムとは?
応援歌やチャントとは別にサッカーにはアンセムと呼ばれる曲もあります。そのアンセムとは、ずばり大会やサッカー協会が用意して試合開始前の選手入場時などに流す楽曲のことです。例を挙げるとヨーロッパ最強を決める大会、チャンピオンズリーグの試合前に必ず流れる「チャンピオンズリーグアンセム」やW杯などの主要国際大会の選手入場時に流れる「FIFAアンセム」などがありますね。
これらのアンセムと呼ばれる楽曲は基本的に試合前、もしくは選手入場時にしか使用されず、それ以外の機会で流されることはほぼありません。
サッカー日本代表のチャントを紹介
ここからはサッカー日本代表のサポーターが歌っているチャントについて紹介します。チャントはサッカー日本代表のサポーターの中で数多くの種類があり、中には選手個人のチャントも実在しますが、ここではその中でも特に代表的なチャントとも言えるものを3つ厳選してみました。
普段サッカーを見る機会が少なく、チャントなどの文化が分からない方でも覚えやすいような単純なものが多いので、是非この機会に覚えてみてはいかがでしょうか。チャントを覚えて歌うと、より一体感を感じてサッカーが楽しめると思いますよ。
①VAMOS NIPPON
最初に紹介するのは「VAMOS NIPPON」で、このチャントはサッカー日本代表の試合を一度でも見たことがある方なら誰しも耳にしたことのあるチャントだと思います。「VAMOS NIPPON」の歌詞は下記のとおりです。
『オー VAMO NIPPON NIPPON NIPPON VAMO NIPPON』
歌詞や曲名で登場する「VAMOS」とは、スペイン語で「一緒に行こう」という意味がある単語で、その単語の意味通り日本代表の選手たちを力強く後押しするチャントとして知られています。比較的歌詞も簡単で耳に残りやすいことから、サッカー観戦初心者でもすぐに覚えられるチャントなのではないでしょうか。
②日本コール
次に紹介するチャント、「日本コール」もかなり簡単なもので誰もが一度は耳に挟んだことのあるチャントだと思います。「日本コール」の歌詞は下記のとおりです。
『ニッポン(手拍子3回)』
ニッポンと叫びながら合いの手のような拍手を3回挟むだけなので、とても簡単ですよね。このチャントはサッカー日本代表の試合の中でも主にチャンスシーンやピンチのシーンで使用されることが多いようです。
③アイーダ
サッカー日本代表といえば「アイーダ凱旋行進曲」といわれるほど、今やこのチャントはサッカー日本代表の代名詞ともいえるチャントです。「アイーダ」の歌詞は「オー」のみで、リズムに合わせて叫び続けるだけの一風変わったチャントになります。
今でこそアイーダのチャントはサッカー日本代表の代名詞のような存在になりましたが、実はアイーダがチャントとしてサッカーで使用されるようになったのは1990年代のことでした。当時日本代表でイタリアのクラブでプレーしていた中田英寿さんが、所属クラブのチャントとして「アイーダ」が使用されており、その楽曲やリズムが気に入ってプライベートでも口ずさんでいたそうです。そのエピソードを知ったサポーターは、「アイーダ」をサッカー日本代表でも使用することを決めたのだとか。当時、中田英寿さんの人気は絶大で日本サッカーの王様のような存在でした。そんな中田英寿さんの影響力の強さから生まれたチャントが、今もサッカー日本代表を鼓舞するチャントとして使用されているようです。
まとめ
今回の記事ではサッカーのチャントや応援歌の意味や違い、実際にサッカー日本代表の試合で使用されるチャントについて詳しく紹介しましたがいかがでしたか。チャントはサッカーにおいて欠かせないものであり、サポーターと選手を団結させる役割を担っています。チャントを覚えるだけでサッカー観戦の魅力が一気に増すので、是非2026年のW杯までにサッカー日本代表のチャントを覚えてみてはいかがでしょうか。


