【2002年】日韓ワールドカップの監督・トルシエ監督の現在は?経歴や戦績も

【2002年】日韓ワールドカップの監督・トルシエ監督の現在は?経歴や戦績も

かつて2002年に開催された日韓ワールドカップで日本代表監督として指揮をとったフランス人監督のフィリップ・トルシエ氏。日本代表の史上初のワールドカップの決勝トーナメント進出に大きく貢献した監督として知られています。そんなトルシエ氏ですが、現在は何をしているのでしょうか。本記事では日韓ワールドカップで日本代表の監督だったトルシエ氏の現在について紹介します。

目次

日韓ワールドカップの監督だったトルシエの現在について

結論から述べると日韓ワールドカップで日本代表を指揮したトルシエ氏は2025年12月現在、サッカー界での活動はおこなっていません。しかし2020年に年代別代表の監督として招聘されたトルシエ氏は2024年6月までベトナム代表を率いており、2026年に開催されるFIFAワールドカップ本大会出場を目指してアジア予選を戦っていました。

残念ながらワールドカップ本大会出場の可能性が消滅したタイミングでベトナム代表の監督の座からは解任されてしまいましたが、未だに日本のワールドカップの歴史を変えた人物として高い人気を誇るトルシエ氏。本人もオファーがあれば日本のクラブで指揮をとりたいと明かしているだけに、今後の去就が注目されています。

2024年のアジア杯では日本と対決も

トルシエ氏がベトナム代表を率いていた2024年の1月、当時開催されたアジア杯でトルシエ氏は古巣でも日本代表と対戦したこともありました。トルシエ氏が指揮を執るベトナム代表はグループリーグ初戦で優勝候補の日本代表と激突し、残念ながら2−4で敗れています。

ただ、当時はベトナムの劣勢だった下馬表を大きく覆す健闘ぶりを見せており、一時は日本代表相手にリードを奪うなど、トルシエ氏の手腕が大きく発揮された試合でもありましたね。かつての代表監督であるトルシエ氏に苦戦を強いられた日本代表は最後の最後でベトナムを突き放すことに成功するも、終始ヒヤヒヤしながら観戦していたサッカーファンも多かったのではないでしょうか。

日韓ワールドカップの監督だったトルシエ

日韓ワールドカップで日本代表にとって史上初となる決勝トーナメント進出に導いたトルシエ氏。当時は年代別日本代表の監督も兼任しており、積極的に若手選手を抜擢する監督として大きな話題を集めていましたね。日本代表監督に就任した当時のトルシエ氏はコートジボワールやナイジェリア、南アフリカ等のアフリカ諸国の代表チームを率いた監督として有名でしたが、アジアやヨーロッパ代表国での指揮の経験はなく、その抜擢には疑問を呈する声も少なくありませんでした。

しかしアフリカでの成功から「白い魔術師」とも言われるトルシエ氏に導かれるように日本代表はこの4年間で大きく成長して見せると、以降はサッカー強豪国としてアジアで名を馳せる存在へ変わっていきました。それだけに今の日本代表の礎を築いた人物の一人と言っても過言ではないでしょう。

当時の日本代表では斬新な監督として賛否両論だった?

トルシエ氏といえば非常に情熱的な監督として有名な方ですが、日本代表を率いていた当時の様子からも関係者やファンなど様々な界隈からかなり賛否両論が多かったのはご存知でしょうか。

というのも時にはトルシエ氏は選手を怒鳴ったり、中には選手に対してスパイクを投げる等の熱血的な指導をおこなっていたのです。こうしたトルシエ氏の指導スタイルに反発する声も少なくなく、また中村俊輔氏のワールドカップメンバー落選を筆頭に、メンバー選考にも数々の疑念の声が寄せられていました。

ただそういった反対派の声も少なくない中でトルシエ氏は日本代表で結果を残しており、当時の選手たちからも慕われていたようです。

フラットスリーが大きな話題に

トルシエ氏の採用する戦術として代表的なのは、フラットスリーと呼ばれるスリーバックシステムでした。トルシエ氏が提唱するフラットスリーとは、3人のディフェンダーが横一列に並んで非常に高いポジショニングをとって相手チームに対してコンパクトに守ること、そして積極的にオフサイドトラップを仕掛けて裏抜けの対策をおこなうと言った非常に攻撃的な戦術でした。

ただフラットスリーは3人のディフェンダーに阿吽の呼吸が必要であり、タイミングを誤れば決定的なピンチを招きかねない諸刃の戦術です。実際にワールドカップ本戦ではオフサイドトラップのミスから失点しており、当時からトルシエ氏の戦術に対しても賛否両論の声はありました。

トルシエの経歴

トルシエ氏はもともとフランスのクラブでプレーしていたプロサッカー選手で、引退後に監督に転身した経歴の持ち主です。監督としてはフランスのU-15代表監督からキャリアを始めてフランスで経験を積み、1989年から1998年まではアフリカ諸国の代表監督を務めました。1998年から4年間は日本代表を率いて、以降はカタールやFC琉球、中国のクラブチームにベトナムなど、アジアを中心に活動。2019年から2024年まで指揮したベトナム代表を解任されてからは次のクラブは決まっておらず、2025年12月時点では母国フランスでワインに関連した事業を行なっているとの報道もされています。ただ本人はサッカー界から離れるつもりは毛頭ないようで、今後もオファーを受け付けているとの報道もありました。

日本代表でのトルシエの戦績について

最後にトルシエ氏の日本代表での戦績について紹介します。トルシエ氏が日本代表を率いた4年間での戦績と主な実績は下記のとおりです。

  • 戦績:50試合23勝15分12敗
  • 実績:ワールドユース準優勝、シドニー五輪ベスト8、2001年コンフェデ杯準優勝、日韓W杯ベスト16

賛否両論あった監督なのは確かですが、実は日本代表での戦績は大きく勝ち越しているんですよね。若手選手の育成にも定評があった人物だけに、間違いなくトルシエ氏の4年間が今の日本サッカーの基盤となっているのではないでしょうか。

まとめ

今回の記事では日韓ワールドカップで監督を務めたトルシエ氏の現在や経歴、戦績などを紹介しましたがいかがでしたか。未だに日本で根強い人気を誇り、自身もまた日本には深い愛着があるようです。それだけにまたいつの日か日本で指揮を取る姿を見せてほしいですよね。

この記事を書いた人

サッカーナビ管理人・健太(けんた)です!
サッカーをこよなく愛する30代、静岡在住です。
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