皆さんはサッカーにおける「ペナルティエリア」とは何処のエリアを指す言葉かご存じですか?サッカーの試合をテレビで観戦していると頻繁に呼ばれるワードですが、実際にどの場所なのか知らないという方もいるかと思います。
そこで今回はペナルティエリアについて、ルールやゴールエリアとの違いなどを交えて詳しく紹介していきます。
ペナルティエリアってどこ?
結論から述べると、ペナルティエリアとはサッカーのコートにおいて両ゴール前に白線で引かれた長方形の中のエリアを指します。ペナルティエリアはゴール前一帯のエリアであり、それゆえに得点が決まる確率が高く、サッカーの醍醐味の一つであるダイナミックな攻防が発生しやすいエリアでもあります。
実際の統計によるとサッカーにおける得点の約7割がペナルティエリア内で決められているとのデータもあり、それだけにオフェンス側にとっては得点チャンスが大幅に増長するエリアだといえるのではないでしょうか。
サイズについて
ペナルティエリアのサイズですが、FIFAの公式によると縦が16.5センチ、そして横が40.3センチと定められています。意外と知られていない事実ですが、サッカーコートは具体的なサイズは定められておらず、縦は90メートルから120メートルの間、横が45メートルから90メートルといった規定があるだけで実際のコートの広さは会場によって大きく異なるんですよね。
そんな中でペナルティエリアのサイズだけはコートのサイズに関わらず縦16.5センチ、横40.3センチと決められています。ちなみに8人制となる小学生のコートの場合、ペナルティエリアのサイズは縦29メートル、横が12メートルとなっています。
ペナルティエリア内では手が使える?
ペナルティエリアといえばゴールキーパーだけにはなりますが、サッカーというスポーツにおいて唯一手でボールを扱うことが許されるエリアだけに、そういった認識を持つ方も多いのではないでしょうか。その認識は間違っていないのですが、実際のルールはかなり厳密になっており誤解されている方も多いのでここで詳しく解説します。
まずゴールキーパーが手でボールを扱えるのはエリア内のみで、ボールがエリアのラインに1ミリでも被っていればゴールキーパーがエリア外にいても手でボールを扱うことができます。ただ1ミリでもエリア外になると、例え空中のボールでも手で触れるとハンドの判定になってしまうんです。またペナルティエリアの先端中央に描かれる半円のペナルティアーク内ではゴールキーパーでも手でボールを扱うことは許されていません。
ペナルティエリアでファウルをするとPKに
ペナルティエリア内でディフェンス側のチームの選手がファウルを犯してしまうと、決定機阻止としてペナルティキック、通称「PK」の判定が下されます。PKはペナルティエリア中央、ゴールラインから11メートル離れた地点からおこなわれ、サッカーにおける最大の得点チャンスといえるでしょう。
そのPKですが、ゴールキーパーは相手キッカーがボールを蹴る瞬間までゴールライン上に足を残しておかなければならないというルールがあります。以前は相手キッカーがボールを蹴る直前に前進して守備エリアを狭めるゴールキーパーもいましたが、現在は後述するVAR制度の導入によりこのような反則が見逃されることは殆どなくなりました。
PKにならないケースは?
ペナルティエリア内でディフェンス側の選手がファウルを犯してもPKにはならないケースがあるのはご存じでしょか。主に下記のケースでファウルを取られた場合、PKではなくその場からの間接フリーキックとしてゲームが再開されます。
- 味方からのパスをGKが意図的に手でボールを触れる
- 規定以上の時間、GKが手でボールを保持する
間接フリーキックの場合、ペナルティエリア内だとしても通常のフリーキック同様にフィールドプレイヤーが関与することが認められます。ただファウルを犯した地点から9.15メートル以上離れないといけないルールがあるので、もしゴールエリアまでその距離がない場合は守備側の選手はゴールラインに立つことのみが許されることになります。
ペナルティエリアとゴールエリアの違いは?
ペナルティエリアとゴールエリアの違いですが、どのようなものがあるのでしょうか。
まずゴールエリアとはペナルティエリア内にある内側の長方形のエリア内のことを指す言葉で、サイズとしては縦が5.5メートル、横が18.32メートルだと定められていますが、実はペナルティエリアとの具体的な違いはありません。ゴールキーパーはペナルティエリア、ゴールエリア関係なく手でボールを扱うことができ、またどちらのエリアでもファウルを犯せば同じ位置からのPKが与えられます。ですので名称こそ異なるけれど、ルール上そこまで大きな違いはないと捉えてもいいのではないでしょうか。
近年のペナルティエリア内でのルール変更
最後に近年のルール改定でおこったペナルティエリア内でのルール変更について紹介します。初めは2018年のロシアW杯で導入されたVARシステムで、VARのビデオ判定によりこれまで以上にペナルティエリア内でのファウル(主にシミュレーション)などを厳格にチェックして誤審が減少されるようになりました。
また以前は味方選手が足で扱ったボールをゴールキーパーが手で触れるとその場で間接フリーキックが与えられていましたが、現在は意図的なパスでなければ手でボールを扱っても問題がないようにルールが変更されています。
このようにサッカーは定期的に細かいルールが改定されるので、こまめにルールを再確認するようにしましょう。
まとめ
今回の記事ではサッカーのペナルティエリアについて、ルールやゴールラインとの違いなどについて深掘りして説明しました。細かくて複雑なルールが多いものの、それらを把握することで、より一層サッカーのゴール前での手に汗握る攻防が楽しめるようになりますよ。
定期的に変わるルールと合わせて、改めて確認してみてはいかがでしょうか。


